公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団
愛知県埋蔵文化財センター

写真詳細:108-S569.jpg

水入遺跡

=みずいりいせき=
FileNo. 108-S569.jpg
タイトル:古墳時代中期の土器
ページ番号など:第1分冊 カラー図版3
調査区:
遺構:
説明: 大溝や段丘崖には大量の須恵器や土師器が投棄されていた。そのほとんどは日常生活用の調理具・貯蔵具・供膳具であるが、ミニチュア土器や小型壺は、集中して出土する傾向にあり、それらは祭祀の場で用いられたものと考えられる。
 須恵器は猿投窯で須恵器が生産され始めた頃のものである。よく焼きしまった白っぽい焼き上がりから、名古屋市東部の東山地区からもたらされたものと考えられる。これら須恵器とともに尾張東部地域から伝播し西三河地域に定着したのが椀状杯部高杯である。それ以前は杯部が直線的な形態の有稜杯部高杯であった。須恵器の登場は土師器の形状変化に影響した。
 土師器は西三河地域の地域色をよく表わす。ハケ調整の甕が少なく、指ナデ調整の甕が主体である。また、尾張(平野)地域に由来するS字状口縁台付甕や宇田型甕は全くない。西三河地域のなかでも特に碧海郡域では、土器作りにあたって新しい外来の要素を次々と取り入れるにも関わらず、指ナデ調整に代表される製作技術が失われることはなかった。
(原本:SCAN/108-569.jpg 4×5カラーポジ)
発掘調査詳細へ ← 写真一覧に戻る